中央区立日本橋図書館・東京都行政書士会中央支部共催 令和6年市民セミナー開催のご報告

東京都行政書士会中央支部
成年後見委員会

中央区立日本橋図書館・東京都行政書士会中央支部共催
令和6年市民セミナー開催のご報告

令和6年9月21日(土)午後1時半より、中央区立 日本橋図書館6階・図書館ホールにおいて、令和6年市民セミナー を開催しました。

タイトルは「 どうする終活 ~知っておきたいキホンのキ~ 」です。

セミナーの構成は、前半が遺言と終活、後半が成年後見制度をテーマに、前半と後半を連続したストーリーとして、寸劇を交えて説明が行われました。演者は中央支部会員です。

セミナー前半

前半では、夫役の福島信相談役に、妻役の藤原文前中央支部長が遺言についておねだりするところから始まります。
「私たちは子供が居ないけどあなたが先に亡くなったら意地悪な義姉が絶対に財産をよこせと言ってくるわ!助けてよ、あなた!」
という元気な妻の叫びに、会場内は大きくうなずく方、くすくす笑っている方などいろいろでしたが、一気に引き込まれた様子でした。

江尻光太郎副支部長がこの夫婦の遺言作成の相談に乗る行政書士役で登場し、「連名で遺言書が作れるの?」など、遺言に関するよくある疑問に丁寧に答えつつ、図書館の所蔵本を紹介しながら応対をしていきます。
途中からは藤原前支部長と青池公子協力委員による終活相談が江尻副支部長に対してなされ、同じく本を紹介しながら疑問に答える形でポイントを説明していました。

セミナー後半

後半は藤原前支部長と青池協力委員が、娘の立場から、親の判断能力の低下と将来についての悩みを行政書士役であるヒルフェの寺田康子常任理事に相談し、それに応えていただくかたちで、成年後見制度の基本的な 仕組みから詳細にいたるまで、丁寧に解説していただきました。特に今年は空き家に関する悩みも盛り込まれ、空き家対策のトピックスもお伝えすることが出来ました。

最後のミニ相談会でも、相続や成年後見のみならず、タイムリーに空き家に関する相談も行われ、正しい情報への橋渡しがなされていました。

今年の来場者は最初から興味関心の強さがうかがわれ、セミナーの最中は笑いながらも熱心にメモを取る方々が大勢いらっしゃいました。寸劇の内容のおかげもあってか、皆様真剣に耳を傾けておられました。